
今日も殴られた。
恋人のかんちゃんに。
でもそれは別にかまわない。
俺の恋なんか、ふたり分の体液で錆び付いてるんだ。
そんな錆びた俺の前に、中学の同級生、真山が現れて、そしたら急に俺は気になった。
自分についた青あざとか、傷跡が。
だってお前はあの頃と同じなんだ。
俺をキスだけで動けなくした、あの雨の日と――。
甘いだけの恋なんかじゃ物足りない。
おげれつたなかが描く、イタイの覚悟の本気の恋の物語。
【電子版限定おまけ付き】電子版描き下ろしイラストペーパー(1P)を収録!
三角関係
今日も殴られた。
恋人のかんちゃんに。
でもそれは別にかまわない。
俺の恋なんか、ふたり分の体液で錆び付いてるんだ。
そんな錆びた俺の前に、中学の同級生、真山が現れて、そしたら急に俺は気になった。
自分についた青あざとか、傷跡が。
だってお前はあの頃と同じなんだ。
俺をキスだけで動けなくした、あの雨の日と――。
甘いだけの恋なんかじゃ物足りない。
おげれつたなかが描く、イタイの覚悟の本気の恋の物語。
【電子版限定おまけ付き】電子版描き下ろしイラストペーパー(1P)を収録!
コメント
錆びた夜でも恋は囁く (ディアプラス・コミッ
微妙な感情表現を登場人物の顔つきにしっかり出せる作家さん。
笑ったり泣いたり、嬉しかったり悲しかったりする気持ちが、一目見ただけですっと理解できてしまうのが強力な持ち味だと思います。
再会愛です。
それも初恋ともいうべき淡い想いを、10年の時を超えてやっと実らせる話でした。
とーってもオクテで人付き合いも苦手なDT攻の真山がツボでした!
はっきりしてなくて焦れ焦れさせるんだけれど、気持ちだけはまったくブレがないww
一方、弓はDV男のかんちゃんとずるずる付き合っていて、いっこうに現実を直視できていません。
傷つきたくないと思っていて、すごく傷ついてる。
ちょっと痛いシーンもありました。
どうしてかんちゃんがDVになったのか、その経緯が不明で想像するしかなかったのですが、気になっています。
弓にしろ、真山にしろ、かんちゃんにしろ、皆生々しく感じられるのがよかったです。
ぜんぜん完璧じゃない奴らばかりでしたね。
特に真山の弓への接し方とか、あまりのヘタレぶりに思わず指導してあげようかと思ったくらいww
初Hでの想定内チン事とか、かわいかったです。
そして、そんな真山と身体を重ねやさしい愛に包まれて、傷ついた心も癒されるだろうと確信できる弓。
これからは思い切り二人でイチャコラして幸せになってほしいなと切望です!
かんちゃんのスピンオフ、めちゃくちゃ期待してるんですよね~
楽しみ!
錆びた夜でも恋は囁く (ディアプラス・コミッ
新書館 ディアプラス
たなかさぁぁぁぁん!
青黄ちゃんの節にはお世話になりましたぁぁ!
DV彼氏かんちゃん×真弓
→中学の同級生・真面目くん真山×真弓
ううーん、たなかさんの作品だよおぉぁぁ。
暴力振るわれてもかんちゃんのそばにいる真弓のいじらしさとか、
過去に弓に怪我を負わせた責任もあって、弓に好意を寄せる真山の真摯さとか、
かんちゃんだって殴りたくて殴ってる訳じゃないモヤモヤとか、
そういう、人のキレイばっかりじゃないドロっとしてグチャッとした感情を書くのが昔からずーっと上手な作家さん。
トロッとした笑顔を見ると、はぁぁあ、たなかさんの絵!
ってなるw
あ、元ヤンのかんちゃんにピアスホールの痕がいっぱいあってよかったw
錆びた夜でも恋は囁く (ディアプラス・コミッ
【普通+】中学の時、お互い好きだがすれ違い、10年近く経って偶然再会する。
真山×弓。
弓はDV彼氏:かんちゃんと付き合っているが、正直、暴力振るわれても付き合うとかよく解らないので、弓がなぜ暴力耐性があるのか解説してあればもう少し弓に共感できたかも。
最後は、肝心な所がヘタレな真山を、弓がグイッと引っ張り上げて良いコンビだなぁと幸せな気分になれたが、とりあえず心が痛いというより物理的に痛かったので苦手認定…( ̄∇ ̄)
錆びた夜でも恋は囁く (ディアプラス・コミッ
心理描写が素晴らしい。
一冊で終わってしまうのが勿体ない感じ。
何故、2人はDVの関係になってしまったのか。
暴力を振るう方も、許す方も。
スピンオフの「恋愛ルビの正しいふりかた」「はだける怪物」を読むのが楽しみ。
弓が幸せになれたので、かんちゃんにも幸せになってもらいたい。
「かわいそう」と思われる事が1番相手を傷つける。
そんな事にまだ中学生の真山には気づくはずもなく。
きっと真山にそう思われたから傷ついたんだよね。
中学卒業から5年?たって再開し初めて結ばれる、長い時を経ての両片思い。
良かったです。
錆びた夜でも恋は囁く (ディアプラス・コミッ
弓は幼馴染のかんちゃんと付き合い、ほぼ同居状態。
かんちゃんは自分の苛立ちを日常的に弓にぶつけて彼の感情など構わずに肉体を使い、束縛する。
そこに中学で一緒だった他者とのコミュニケーションが苦手な真山と自分のバイト先の居酒屋で再会する。
弓は自分が好きな相手であるかんちゃんが悪意を持って自分に暴力をふるっていると認めたくない。
弓の些細な様子にも気づく真山に助けてくれと言えない。
深入りさせたくないと言う気持ちと、助けて欲しいと言う気持ち。
自分に関わらせてしまうと、真山にも人間の暗い面に触れさせてしまうから、それを避けたいのもあるが、殴られ犯されるだけの自分の存在感を知られたくないのかもしれない。
人間関係が閉塞していく時の、収縮して暗く重い密度に凝り固まり、二度と抜け出せないブラックホールに入っていくような感じが描かれていた。
自分をみじめであると気付かせる相手(ここでは弓にとっての真山)から逃げる事は簡単だ。
真実に目を瞑り、自分は大丈夫なんだ、と言い続け暗示にかける事も簡単だ。
そう言う相手に「同じ経験をしてないんだから自分の気持ちが解る筈がない」と突っぱねるのも簡単だが、何故気付くのだろう、と言うところを考えなくちゃいかんだろうなぁ。
DVを受けながらそこから逃げない人間の性分が描いてある作品でもある。
弓を殴りつけていたかんちゃんの心の弱さにも目う瞑っていた弓。
真山が現れなければ二人で共倒れしていただろう。
共依存は第三者の手を借りて抜け出る道を作って貰ったら最後の機会を気付ければ救われるんだろう。
かんちゃんはその後、幸せになったんだろうか…二人は思いっ切りバカップルになっとりますが(笑)
絵柄に少々宮本佳野さんの香りが…しますね。
DV関係に陥っている人間関係がこういう風に解消する確率なんぞ実際問題で言うと低いのかもしれんが、嗜好としてサディストの要素がない人間なら、絶対に罪悪感を覚える筈なんだよ…そこが描いてあった。
劣悪な状況から救ってくれるのが「愛の力」と言う、ロマンス小説家おとぎ話かよ!
と言うケリの着け方じゃないと言うのが物凄く新鮮だったわー。
人間観察に優れてないとこう言う作品は描けないと思う。
井戸ぎほうさんの『夜はともだち』もそうだったけど、やっぱリアルBLと言うジャンルは他のBLジャンルとは別物で語るべきだ。
「リアルBL」は「現実にありそうじゃない?」のありそうな部分を幾らでも課題妄想していい、って事じゃないから。
対人間関係に於いて「リアルである」って事だから。
ほそやん、BL出ないんだよね…いやー、この真山役、ほそやんやって欲しい!
でもって弓はたっつん!