泥中の蓮

「もっと汚されてよ。
誰も近寄らなくなるくらい。
そうしたら――――オレが一番優しく抱くよ。
」 優等生弟とウリセン兄。
世界に二人だけならよかった――。
両親を早くに亡くし、二人暮らしの橘(たちばな)兄弟。
しっかり者で真面目な弟・秋生(あきお)は、男に体を売って金を稼ぐ兄・元春(もとはる)に恋をしている。
秋生が兄の乱れた性生活を不満に思わないのは、兄がいつか誰からも見捨てられた時、側にいられるのは自分だけだと信じているから――。
巨弾新鋭・ためこうが放つ、業深き兄弟の歪な執着愛。

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コメント

  1. 作家さん買いです

    兄弟もので重いと思い、覚悟して読みました。

    先生の絵が美しく、ダメ兄に惹かれる優等生の弟の気持ちも自然で、スムーズに読みました。

    最後が意外でびっくりしました。

    でも、嫌な読後感ではなくて私は好きです。

    読み直して伏線を感じてみようと思います。

  2. 流石!

    前々から読もうと思っていて遅くなってしまった…。
    ためこう先生は本当に絵が綺麗だし、ストーリーがしっかりとしているので好きです。
    共依存、側からみれば綺麗な関係ではないのかもしれないけど、2人にとっては美しく幸せな世界。
    2人が幸せならそれでいいと思える作品です
  3. user より:
    泥中の蓮 (onBLUEコミックス)

    欲にまみれた美しい兄弟に最高にゾクゾクした。
    表紙、カバー下の本体?の装丁まで美しかった。
  4. user より:
    泥中の蓮 (onBLUEコミックス)

    スタイルが比較的華奢なキャラを描く方でこの話の内容に合っていてとても綺麗だと感じました。

    両親を早くに失って二人で生きてきた兄弟。
    兄は体を売り反面弟は優秀で将来有望、泥の中にいる兄とそこに咲く兄にとっての唯一の希望の花の弟、という構図で描かれる兄弟愛…
    かとおもいきや二人の、こと弟の心情はより複雑で汚泥に塗れているどんでん返し(でもないですが)が個人的に好きな展開すぎて、ラストはグッときました。

    表面に出さずにじわじわ病んでる感じ好きなので本当にこの二人はツボでした。
    すごい良いところで終わっていて「えええここで終わるのか!
    」となったので続きがすごく読みたいです。

  5. user より:
    泥中の蓮 (onBLUEコミックス)

    もともと、読み切りだった一話に、この泥中の蓮のすべてが凝縮されている。

    自分はクズでどうしようもないビッチだけど、弟には、優秀で品行方正で綺麗でいて欲しい。
    という兄の元春。

    そんなダメな兄に劣情を抱き、『優秀で品行方正で綺麗な弟でいること』につとめる弟、秋生。

    話を進めるうちに弟の黒い部分が垣間見えて、なんともゾクゾクさせてくるのですが、これは……果たして本当に泥中だったのはどちらなのか。
    そして泥の中、綺麗に咲く蓮だったのはどちらだったのか。
    ……わかりません。

    ドロドロから始まって、やがて綺麗に収束したこの泥中の蓮。
    読了感がやけにすっきりとしていて、逆に病みつきになり何度も読み返してしまいそうです。
    汚くて、恐ろしく綺麗な、兄弟の話でした。

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