紙の舟で眠る【単行本版】

僕はあなたでできてる戦後、横浜。
娼館の居候・燿一は、北原憬 脚本の映画に、人生を与えられた。
北原作品を観あさってカメラマンを志し、写真館の助手となる。
ある日、泥酔していた男に声をかけた所、それが何とあの北原憬で……。
憧れの人と、夢のような日々を過ごすことに。
だが、増していく恋慕とは裏腹に、憬と己の埋められない才能差を感じ、憬の存在は遠のくばかり。
燿一のやり場のない恋心は、いつしか、彼との心中を望むまでに――。

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コメント

  1. user より:

    下巻表紙が攻め(年下)。
    物書きを題材にしてるからセリフモノローグ一つ一つが高尚でその当時のいかにもな文体が表現できてるの、すごいなぁ。

    受けの脚本のモデルたちの連続死については、あぁなるほどねーとなった。
    日本の映画界には戻らなかったとあるので、でも攻めとの約束は?ってなったけどフランスで映画撮るってことなのかってあとで気付いた。

    コミコミ小冊子付き

  2. user より:

    八田てき先生の新作

    赤線地帯が取り締まりによって衰退した60年代が舞台で、『洲崎パラダイス』のような空気感。

    流石は八田てき先生なだけあって、一筋縄ではいかない。

    下巻の展開には思わず「そうきたか!
    」と唸りました。

    もはや画集と錯覚するレベルの画力と、圧倒的なストーリー構成で魅せられました。

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