
生きる意味や理由なんかない。
そんな毎日に、居場所をくれた人──仕事の契約を切られた宇津見奏。
体を売ってお金を稼ぐため、アプリで知り合った男性と出会うが、ホテルの前でお金のことで揉めてしまう。
そこに数日前、駅で落とし物をした際に声をかけてくれた男が現れ、再び助けてくれた。
住む場所がないと伝えると「俺の家に来たらいい」と提案され、彼・楠田虎之介の家に住むことに。
小学校教師の虎之介は、生きる気力のない奏をなにかと気遣ってくれる。
彼のために変わりたいと思い始める奏に、とある感情が芽生え……※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。


コメント
帰っておいでよ。
育った環境故に無意識でも自分を大事にできず、裏切られた経験もあって更にどうでも良いと思って生きてる主人公が、攻めと過ごしていく中でだんだんと表情を取り戻していくのが良かった。
初めて優しくされたから恋愛だと勘違いしてるだけだ、っていう展開があるのかなと思ってたんだけど、それが無くても攻めの存在が主人公にとって大きいんだと伝わってくる。
主人公にしても攻めにしても、初めて愛しいと思えて大事にしたいと思える存在に会えた素敵なお話でした。