
――「彼」のような作品がつくりたい。
ここは美術や工芸などを作るために創られた、寄宿舎つきの専門学校。
普通科に通うマサタカは、課題が「ロマンス」の‘箱庭’制作に奮闘していた。
スランプを抱える中、頭を過ぎるのは、マサタカに大きな影響を与えた「彼」…国立ひろみの作品。
幾何学的、それでいて感情が溢れ出すような彼の芸術は、普段は隠されている意志の強い瞳やミステリアスな容姿もあいまって、マサタカの心を強く惹きつけるのだった。
表題作「ロマンスの箱庭」他、「先生の植物学」「魔術のあとさき」など4編の圧倒的世界観・伊東七つ生が紡ぐ、ただ一つの叙事詩――


コメント
あんまり本屋さんでみかけないからアマゾったおね!
絵の雰囲気がたまらんお。
エロくないから男の子もきっと読めるお。
どの作品も「ここじゃないどこか」的な描かれ方をしており、その現実とは別次元にある様な雰囲気を楽しめるかどうかは個人の好みだろう。
今読んで、美麗で繊細な絵につきものの、年齢差を描き分けられないと言う未熟さが皆無で、どの短編も「続きが読みたい」と思ってしまえるほどだった。
特に表題作は始まったとも言えない様な所で終わってしまっているので勿体ない。
どこかで続きが書かれないものか。
瓶の中に世界を作る作品と言う架空の芸術も美しく、その過程をもう少し詳しく描いて欲しいと思った。
綺麗なだけでなく、どこかに残酷さとか怖さが含まれていて、どちらかと言うと現代的なBL作家の構成と言うより、私が若い時に読んでいた漫画家の系譜を感じる。
でもこれが男女だと陳腐なものになってしまいそう。
表題とか、前半の短編はちょっとファンタジー過ぎて好みではなかったのだけど、後半の短編は現実世界の不思議な話、って言う感じでとても好き。
灯台の文通の話、霊感をうつされた話、僻地にきたサーカスの話。
文才がないのでうまい感想は書けませんが、面白かったです
アート。
ロマンス。
ミラクル。
なんていったらいいのかな。
雰囲気があるっていうか、ビックリ箱、玉手箱、夢うつつ、うつしよは夢…。
オムニバスなので1つの作品が短い。
どの作品も「続きが…!
」ってなります。
続きが読みたくなるくらい良い短編。
作画もすごく繊細で綺麗。