
魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。
リーのもとにずっと捜し続けていた元使役・リリドが見つかったとの報せがはいる。
リリドは王・カヌロスの亡骸とともにいると。
王の復活を目論むリリドの狙いはラベル。
リーとリリドの最終決戦が始まる。
リーとラベルの運命は!
坂の上の魔法使い堂々の完結。
ファンタジー
魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。
リーのもとにずっと捜し続けていた元使役・リリドが見つかったとの報せがはいる。
リリドは王・カヌロスの亡骸とともにいると。
王の復活を目論むリリドの狙いはラベル。
リーとリリドの最終決戦が始まる。
リーとラベルの運命は!
坂の上の魔法使い堂々の完結。
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リーのもとにずっと捜し続けていた元使役・リリドが見つかったとの報せがはいる。
リリドは王・カヌロスの亡骸とともにいると。
王の復活を目論むリリドの狙いはラベル。
リーとリリドの最終決戦が始まる。
リーとラベルの運命は!
坂の上の魔法使い堂々の完結。
読み終わった直後は不完全燃焼感がありました。
何故なら、王とリーの再見があまりにもあっけなかったから。
何か昔に対するコメントとか抱擁とかあっても…とBL読者としては思ってしまった。
しかし、よくよく考えてみれば、王の、自分がもしラベルになったら~の話の下りは、彼のもう一つの本音なのかと思えてきた。
親になった彼はもちろんそんなことを望んじゃいない。
でも、王の男の部分はリーとの生活を望む気持ちもある…
そうしたら、やっと対等になったな、という言葉もストンと腑に落ちました。
恋にひきずられるガキだった王と、ヒトならざるものだったリーが、ラベルという存在を通して、すなわち親になることで、人として対等になれたのか、と。
親の心とか、最後は奥さんと一緒に行っちゃったりだとか、それぞれ恋心より大事なものを見つけていきましたね。
皆、幸せなんだけれど、せつないお話でした。
本編ラストのコマ、番外編ラストのページでふいに涙がぽろぽろと…
使役(リー)の王への執着、そしてラベルと過ごした後のリーの王への思い…
王のラベルへの息子を思う愛情、王のリーへの思い
成長したラベルのリーへの思い…それぞれの愛の形が切なくて、とても優しかった。
明治さん作品のなかで、個人的にかなり上位です。
BLの枠を完全に超えているけれど、これをBLレーベルで描けるって、色んな意味ですごいと思う。
レーベル的に、性描写が無いのはアリだと思うけど、これは恋の話ですらなかったと思う。
愛のお話だった。
これで完結というのが寂しくもありますが、ずっと手元に置いて、何度でも読み返すと思います。
この作品を読めて、幸せです。
本当に面白かった。
本当にその言葉に尽きます。
ページを捲る手が止まらないのに、終わってしまうのが真剣に辛かった。
こんな物語は初めて。
ラベルのリーへの愛、リーのラベルと王への愛、王のリーやラベル、ゾラへの愛、リリドの王への愛…そのどれもが切なくて愛おしく、だからこそそれぞれが出した答えに胸が震えるほどの感動を覚えました。
BLというひとつのカテゴリに囚われない、まさに珠玉の物語。
この本に出会えて本当に良かった。
名作です。
ぜひ手にとって読んで欲しい。
絶対に損はしないから。
それと、前回絶版状態と嘆いていましたが、登録日現在最終巻も一部の書店では在庫ありになっていました。
探したときには在庫なしだったのでタイミングなのかどうか。
紙媒体で手にしたい人は急ぐべし。
追記:この後重版されました。
かつてのリーの使役であるリリドは、人を愛する事を禁じられたリーの、封印された感情の化身であるからこそ、ラベルではなく王に命を与えたいと願っていたんだなぁ。
愛する者、ラベルの為に「死ぬものか」と、死を恐れた事の無いリーが自分の胸に突き立てる杭…はあー、泣ける、『無二の王』も身が千切れんばかりの想いが描いてあったけど『黄金の川岸』も凄い。
明治さんの作品に漂う、低体温でぎりぎりの瀬戸際に居ながら諦観してる感じ、好きだ…。
その直後に、無事に戻ってこれたラベルが子供らしく安心してうえーんと泣く様が愛おしくてならん。
魔法使いであるリーが王を、王が魔法使いであるリーを人として愛したいと願った事から生まれた崩壊と再生の物語。
これをBLと言うジャンルの範疇の中で納めてしまうのは勿体ない。
一作品として、たくさんの人に読んで貰いたい。