
ラムスプリンガ……アーミッシュが、敬虔なキリスト教徒として彼らのコミュニティに残るか、家族を捨て外の世界で生きるかを決めるための、俗世を体験する期間……80年代アメリカ。
ブロードウェイの夢破れ、田舎の街でウエイターと男娼をしているオズは、ある日、バーに来たラムスプリンガ期の青年・テオを「客」と間違え部屋に連れ込んでしまう。
行くあても無いテオを放っておけず、つい面倒を見てしまうオズ。
アーミッシュであることを馬鹿にされても怒ることも、疑うことも知らない純粋な彼に触れるうちにオズはニューヨークで擦れていた気持ちが絆され、彼を愛するようになるが…。


コメント
ラムスプリンガの情景 (ショコラコミックス)
終盤の家族とのシーンは少しジーンときました。
最初「苦手な絵かな~」と思ったのですが、読み進めていくと気にならなくなり、むしろオズが綺麗な顔に見えてきます。
多分表情豊かになっていってるからだと思いますが…。
ページ数が多いのもあって読み応えがり、話も面白かったです。
青春映画のような。
テオとオズをみているととても幸せな気分になりますが、どこかこころの片すみにずっと痛みがのこっているような、そんな気持ちになります。
でもそれはまったく嫌な感覚ではなく、むしろ彼等の世界に深く入込んで彼等の青春を一緒に翔けぬけていったような、満たされた気持ちになる読後です。
同著者の『親愛なるジーンへ』と世界がつながっています。
こちらの作品も是非。
人生をかけた恋
私は断然こちらのテイストが好きです!
日本ではあまり知られていないアメリカのある地域の特殊な文化の中で生きるアーミッシュ達の生き様に絡ませて描かれたBLという括りでは勿体ないレベルの佳作。
アーミッシュに限らずですが、何かを得るには何かを諦めなければいけないことが人生にはきっとあると思うのですが、それが家族や故郷、自分のアイデンティティだったりすると殊更悲劇的に感じるものがあります。
恋は本当にある種の呪いなのかもしれないですね。
ラムスプリンガの情景 (ショコラコミックス)
風景の描写が綺麗。
作者も帯で言っていましたが、寂れた映画館で細々上映されているような雰囲気がある。
設定がしっかりしており、読み応えあり
ラムスプリンガの情景 (ショコラコミックス)
ほんと何者…吾妻先生すごすぎ…
好きなBL作家ランキングTOP3入りです。
出会えた奇跡に感謝…ありがとうございますありがとうございます