
いくつになっても、ぼっちゃまは愛しい存在なのです!
黒田楓ことセバスチャンは、日本屈指の貿易商・須賀崎家の執事として充実した日々を過ごしていた。
だがそんな彼を悩ますのは、引きこもりのゲーム廃人(ぽっちゃり)の須賀崎家長男・富之介。
次期社長の彼がいつまでもこんな調子ではいけないと思いつつも、セバスチャンは可愛いぼっちゃまにほだされて甘やかしてばかりいた。
そんなある日のこと、旦那様に呼ばれたセバスチャンは「100万円貯めるまで帰ってくるな」と富之介とともに屋敷から追い出されてしまい……!
【特典】ペーパー収録


コメント
すごく面白い
どのキャラも深みがあり魅せ方が上手い。
ストーリーも読み応えがあるし絵も綺麗でとても良かったです。
確かにコメディとシリアスがいい感じでミックスされてますが。
引きこもりぼっちゃま富之介と執事楓が旦那様から難題を言い渡され、邸を出てホストの仕事を頑張る。
富之介を見守る楓、楓を慕い、成長していく富之介、ちょっと浮世離れした二人がとても可愛い。
脇キャラもそれぞれ味があって面白かったです。
2作目
本編はほぼシリアス、せつない系のお話でした。
メイン二人のキャラが弱いせいなのか、脇役に活躍の場を与えすぎていた感じがします。
初読み作家さん
でも、それはそれで可愛くて、痩せなくて良かったのに、って思っちゃいました。
八神が不気味な存在で、最後まで気になりました。
セバスチャンに甘やかされて育ってしまった富之介を案じて旦那様から叱責され、100万貯めるまで帰ってくるな。
と2人は家を追い出されてしまう。
表紙から見てわかるとおり富之介は常識的なことがわからないけど、楓も世間ズレをしておらず、二人して手探りで就職活動などしているところが好きでした。
贅沢でぷくぷく太っていた富之介ですが、過酷な環境ですっかり痩せてイケメンになっていったので、2人でホストという大人の世界にデビューしてお金を稼いだのでした。
そんな世界だからか2人に関わる人達が良い人なのか悪い人なのか本当にわからなく、世間ズレしてない2人はとても善良で真面目で一生懸命働きます。
「親切な人間が善良とは限らない」
というのは深い言葉だし、受け止める側の考えにもよるなぁと思いました。
だんだんとしっかり独り立ちしていく富之介にとって、楓は自分の存在意義を考えることが多いですが、富之介は家を追い出されてからずっと家を追い出されても周囲が変わってもお金を手に入れても徹底して考え方が変わりません。
最初から最後まで同じ言葉を貫きます。
…途中ピザとゲームは脱落したけど。
そういうところが好ましい富之介です。
しかしセバスチャンという命名を持っているので楓はさも有能なのだろうと思いましたが、楓は善良で普通です。
そんなところがまた可愛いんですけど、最後の頬ずりとか、本当にあなたも以外と富之介が好きすぎて浮かれてますね(笑)
身分違いのハードルはよく見ますし、劇的ではない2人の世界ですけど、それでもやっぱりこの2人が寄りそって微笑んでいるだけで幸せになれる作品でした。